[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツ政府は27日、今年の経済成長率見通しを3.0%と昨秋時点の4.4%から大幅に引き下げた。新型コロナウイルスの感染抑制に向け導入した2回目のロックダウン(都市封鎖)措置が要因という。

アルトマイヤー経済相は、新規感染者数は横ばいになりつつあるとしながらも、感染力の強い変異種により状況は依然として深刻と指摘。ロックダウンを緩和すべきではないとの見方を示した。

また「製造業は現在も堅調に推移しているが、サービス業は悪影響を受けている」とし、これが経済回復を遅らせていると言及。一方で、ロックダウンが解除されれば多くのセクターが迅速に成長するとし、「ドイツ経済は来年後半から新型コロナ危機前の水準に回復するだろう」とした。