アストラゼネカのワクチン、9000万回分を日本で量産へ
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国内でワクチンの生産体制を確保できれば、ワクチン供給問題は乗り越えられます。これまで日本で作られてきたワクチンは、卵を用いてウイルスを培養して作っていたため、すぐに増産する事は出来ませんでしたが、コロナのワクチンは遺伝子を導入して抗体を得るため、大量生産が可能です。
科学の進歩により、この短期間でワクチンが完成しましたが、これは医療としては目覚ましい進歩です。アストラゼネカのワクチンは、ファイザーやモデルナのワクチンと少し異なり、ウイルスベクターワクチンと呼ばれるタイプのワクチンです。
このワクチンは、新型コロナウイルスの情報を届けるのに、人に無害のチンパンジーのウイルスを活用しています。
しかし、ウイルスのスパイクたんぱく質の情報を届けるという点では共通していて、本質的に体の中で生じることはほぼ同様です。
注意していただきたいのは、アストラゼネカのワクチンとファイザー 、モデルナのワクチンの有効性、安全性データの数字を単純比較するのは不適切だという点です。それぞれの試験が別の背景を持った別の被験者を対象にしているので、背景の違いによるデータの差の可能性が大きく残されているからです。
使用開始となったワクチンに関して言えば、ワクチン同士の直接比較を行った研究が行われるまでは、どのワクチンがより有効、安全といった議論はできないことに注意してください。下記記事を読んで、供給について少し懸念していました。
https://newspicks.com/news/5569912/
ただ、まだ懸念は残りそうですね。
ワクチン・ナショナリズムの様相が強くならないことを祈っています。
追記
うーん…日本の動きを否定するわけでは全くないし、重要だと思うのですが、個人的にはコメント欄な楽観視はできないんですよね。
アストラゼネカのワクチンは、現在予定通りの供給ができていない。
1億2000万回分のうち、3000万回分を3月までに輸入する予定だが、上記のような状態。
ちなみに製造はイギリス。
その他では、ファイザー+バイオNテックから1億4400万回分を年内に輸入予定。
製造は主にベルギーのため、EUの輸出規制の影響がでる可能性がある。
今後のEUの動き次第では、日本の調達計画に大きく影響が出るのでは、と危惧しています。
重ねて書きますが、ワクチン・ナショナリズムが広がらないことを祈っています。
追記の追記
EUのワクチン輸出規制について、時事通信の記事。
https://newspicks.com/news/5570522/