[東京 26日 ロイター] - ディスコは26日、21年3月期の連結営業利益が前年比30.0%増の474億円になりそうだと発表した。第5世代(5G)通信網の関連市場の拡大に伴って増益となった4―12月期の業績を踏まえた。IBESのコンセンサス予想では、アナリスト18人の通期営業益予想の平均値は470億円。

純利益予想は同21.5%増の336億円。年間配当予想は1株あたり552円とした。通期の出荷額予想は1857億円。

20年4─12月期の営業利益は前年同期比42.9%増の366億円だった。売上高は同24.7%増の1276億円。5G関連市場の拡大で、アジア地域で半導体の量産用途を中心に精密加工装置のダイシングソー、グラインダーの出荷がともに高水準となった。顧客の設備稼働率上昇などに伴って、消耗品の精密加工ツールの出荷も堅調に推移した。

(平田紀之)