[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの103円後半。中国の翌日物加重平均レポ金利が1年3カ月ぶり高水準を付け、アジア株が軟化したことを受け、円とドルが底堅い展開となった。
アジア株安でリスクオフムードが漂う中、クロス円の下げが目立った。豪ドルは朝方の80円前半から79円半ばまで売られた。
話題となったのは中国短期金融市場。人民銀行(中央銀行)が資金吸収を続けていることが背景となったもようで、7日物加重平均レポ金利も1年ぶり水準へ急上昇した。
人民銀金融政策委員会の馬駿委員が、成長目標の設定をやめ、雇用安定とインフレコントロールを主要なマクロ経済政策目標にすべきとの考えを示したことも「政策変更の思惑を呼んだ」(外銀)という。
ドルと円がともに上昇したことで、ユーロは対ドルで1.21ドル半ばから前半へ、対円で125円後半から半ばへ下落した。
英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンは、高齢者への効果が低いとする独紙報道も関心を呼んだ。アストラゼネカは報道内容を否定している。
ドル/円は売買が交錯。103円半ばから後半のもみあいだった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 103.72/74 1.2129/33 125.81/85
午前9時現在 103.75/77 1.2141/45 125.98/02
NY午後5時 103.73/77 1.2137/41 125.95/99
(為替マーケットチーム)