新聞3紙、ニュース動画サイト公開 朝日、毎日、産経が共同運営
コメント
注目のコメント
「同じ事件や事故でも取材や編集の仕方で動画の内容は変わる。3社の動画を一気に見ることでテレビとは違った切り口で深掘りできる」
と主催の三社側は語っていますが、実は同じコンセプトでたちあがった新聞社のまとめサイトがかつてありました。
2008年1月31日に、朝日、日経、読売という最強の3社が組んだニュースサイト「あらたにす」です。
ヤフーに対抗して新聞社独自のプラットフォームをという意気でたちあがりましたが、pv数は300万程度と伸びず、4年弱で閉じてしまいます。
その理由は、各社の思惑が違いすぎたことにありました。読売はヤフーに配信するのをやめられず、日経は実は有料電子版に社内のかじをきっていた。
今度のサイトは、ユーチューブなどに出している動画と一気どおしで、広告がだせるということにして収益をはかろうとしているようですが、はたしてどうでしょうか。
サイトを見る限り、ただ、並列に動画が並んでいるだけで工夫が感じられません。
当時、朝日、日経、読売はヤフーをはるかに上回る売上高で、力をもっていました。しかし、駄目だったのです。
このような業界組合方式、裏に電通というやりかたでは、難しいように思います。
詳しく知りたいひとは、拙著『2050年のメディア』を読まれるといいと思います。
https://bunshun.jp/articles/-/14839