TSMCが5月に半導体2割増産計画も材料調達に不安
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昨日、TSMCが車載向けで値上げという記事で、『値上げするなら作れないという状況は完全に避ける体制も必要』というコメントをした。それはこういう材料調達も。
半導体材料のウエハで、金融危機の際に信越とSUMCOで業績に大きな差がついた。金融危機前は両社とも300mmウエハが絶好調、ただ信越は長期契約が多かった(減価償却の会計処理などテクニカルな面もあったが)。またその後震災時などにも影響を最小限に抑えていた印象があるが、長期の蓄積・信頼が必要。
半導体はプロセス産業で、材料・装置との繊細なすり合わせ。そしてそれらが一体となってエンジニアリング・調達によって安定的に供給できるかが、値上げや長期契約では求められる。材料メーカーも、TSMCなりが「どんなときでも供給しろ」と玉突きで要求してくれば、キャパに冗長性を持たせたり地域分散などもせざるを得ないかもしれない。それを満たすために材料側も値上げを求めていく、こういう連鎖。
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