不条理な職場の改革訴え 若手官僚の先頭「今しかない」
日本経済新聞
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官僚組織に民間の業務効率化や成果主義を持ち込むのはおそらく難しい。
記事でも言われている通り、行政の仕事の量は行政の側ではコントロールできないので、コンマリ式の「捨てる」ができない。これは業務効率化を考える上でかなり大きい要素なように思う。もちろん無駄な業務はあると思われるのでそれを削ぎ落とすことは必要なはずだが、不採算だからやらないという選択肢はなく、どうしても「できるだけやる」になる。そういう点で、残業代をフルで支払うという当たり前のルールができたことはよい。「できるだけやる」が「残業代予算の範囲内でやる」に変わるだけで、働き方は随分違うはずだ。
成果主義も難しそうだ。民間企業だってまともにできているところは少なそうだが、民間企業の場合はどんな仕事でも「売上」「利益」に置き換えることは可能だ。成果をお金に換算すればわかりやすい。行政組織の成果はなんなのか?優秀の定義とは?「仕事ができる」にもいろいろあるが、一つ一つの案件をお金に換算することは難しく、また業務の質の評価も難しいように思う。