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タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
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短期的なものか、それとも長期契約か。また価格と量についてどういう契約をするのか。
長期契約は半導体においてはプラスにもマイナスにも効いてきた歴史がある。長期で高単価・大量のコミットメントだと、半導体メーカー側は嬉しいが、ユーザーの競争力は落ちるし、他のサプライヤーに次の契約更新時に逃げやすい。そして値上げするなら作れないという状況は完全に避ける体制も必要。
あと、下記でKenjiさんがコメントしてくださっているが、車載半導体とCPUなどで使われる半導体は違うもの。先端品はEUVで製造装置ではASMLの独占だが、そっちでいっぱいな分、ニコンにも一定需要がくるかも?(とはいえインテグレーションの慣れなど、これまで使ってきた装置メーカーのほうがよく、TSMCはASML中心だったはず…)
https://newspicks.com/news/5562158
記事後半を読むとファウンドリービジネスをしっかりと諦めずに国策として大事にしてきた台湾の姿勢がこの状況を生み出していることがわかる。
記事にもあるが通常、自動車メーカーは定期的にコストダウン要請を仕掛けてくるし、それに応じる商慣行が電子機器、電子部品、自動車部品メーカーなどにはある。その一方で自動車メーカーでは需給に応じてナフサや石油など大きくコスト変動する原材料を使っている利幅の薄い部品や材料については原材料変動分の値上げを受け入れるシステムを構築している。(でなければ、材料メーカーや部品メーカーが単に潰れて供給問題になる)
今回のケースは需給逼迫ではあるが、原材料であるシリコンが値上がりしてるわけではないだろうから、自動車メーカー的には易々とは受け入れたくないだろうが、値上げが受け入れられないならTSMCは単純に納期を約束しないだけなのだろうから、自動車メーカー側は販売したくても車が作れず工場が動かせず、機会損失に繋がる。また、値上げを受け入れなければ、ルネサスなどの半導体メーカーがモロ被りすることになるわけで、この辺りの激しい交渉が想像される。
これを踏まえての自動車メーカーのアクションは、’じゃあ他の部品で値下げして調整すれば良いか’になってしまうのかな。。そうすると益々業績苦しい町中の下請にとってはダメージでかいですね。
古典的ではありますが、普遍的でもある、ポーターの競争戦略論にある「5 Forces」で、「供給業者の力」が強大になってしまった例ですね。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません