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インドがワクチン外交に乗り出す。アストラゼネカのワクチンをインド企業が製造し、南アジア諸国に輸出攻勢。すでに475万回分を輸出済み。しかも無償。アビガンも、インドではドクター・レディーズ社が富士フィルムからライセンスを得て国内生産し、さらにインドから中国ロシア以外の世界中に供給していく。インドはワクチンやジェネリック薬の世界の生産の中核。COVAXによる新興国、途上国向けワクチン供給では、インドが頼りになりそう。
ファイザー等が生み出す世界のワクチンの6割を製造すると言われるインドならでは出来ることなのでしょう、たぶん。昨日テレビを見ていたら、夏までにインド国内で3億人に接種するとするワクチンは、ファイザー製とインドメーカー製の2種類で、インドメーカー製のものはフェーズ2までしか治験が終わっていない由。治験が終わっていないワクチンを自国民に接種しつつインドが支援に回すのは、自国で作る治験が済んだ外国製。中国製のワクチンがどの程度のものかは知らないけれど、勢力圏を巡る両国の争いは、こうしたところにまで及んでいるんですね・・・ (・.・;)
インドからすれば南西アジアは「庭」ですし、ワクチン大国としてはしっかりと中国の動きに対抗しておきたいところでしょう。

記事には登場しませんが、スリランカとアフガニスタンについてもそれぞれの政府がアストラゼネカ製を承認した後、インドがワクチンを無償供与するとみられます(アストラゼネカ製をインドのセーラム社がライセンス生産したもの)。インドと領土問題を抱えるパキスタンに対してはインドの無償供与は行われない可能性が高いです(パキスタン側からも供与の要請はないとの報道あり)。

ちなみに、ネパール人5人にオンラインで、中国とインドのどちらのワクチンがいいか聞いてみたところ、「インド製。だけど、純インド製じゃなくて、アストラゼネカ製のライセンス生産じゃないと嫌だ」というのが共通の回答でした。庶民は現金です。

なお、他の記事でもコメントしましたが、「ワクチン外交」は中国メディアでは否定的な意味として捉えられており、中国語(疫苗外交)で百度/Baidu検索すると、ヒットする結果の多くは「中国の善意をワクチン外交と揶揄するな」という文脈で使われています。一方、“India vaccine diplomacy”と英語でググると、インドメディアが自国の無償供与の動きをポジティブに伝える記事で使用していたりします。
さすがモディさん、実にインドらしい戦略ですね。

ただ、ものはあっても、物流で、冷蔵条件などをクリアして配送できないと無効化してしまうので、この地域では、物流をどうするかの方が課題のような気もします。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません