この連載について
2020年はあらゆる産業がコロナ禍によって痛手を被った。そこからどのように、新しい展望を開いていくのか。ビジネス・テクノロジー・経済の先行きを、各業界に精通する有識者が大胆に予測する。
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中国なら至る所に毛沢東の像があります。米国ならワシントンにあるリンカーン像は多くの人が知っていて、いずれも政治的に大きな意味があります。フランスの凱旋門は、ナポレオン戦争を記念するもので、やはり大きな意味があります。
日本だと、最も有名なモニュメントとなると、太陽の塔でしょうか。あれが、どういうふうに人々の意識を、政治や社会問題について動かすでしょうか。他の有名なモニュメント、モヤイ像やいけふくろうにしても、やはりよくわかりません。銅像で最も有名なのは渋谷のハチ公でしょうが、あれを破壊しても政治的共感は得にくいでしょう。
米国やヨーロッパのあれは、古代ローマから至る所に皇帝の像や凱旋門を建ててきた延長上にあります。その頃から、アートと政治は不可分です。というより、アートというのは、そういうヨーロッパのものです。明治時代に輸入されたとしても、日本に根付いたとは到底いえません。
日本では、雪舟にしても北斎にしても、自分の作品で社会問題や政治意識を動かすとか考えたことはなかったでしょう。現代のマンガ家たちにしてもほぼそうでしょう。よい悪いではなく、ああいうアートのあり方はヨーロッパと北米のもので、世界の一部にしか根付いていません。
新進気鋭の研究者・山本浩貴氏に解説いただきました。
ぜひ、ご一読ください。
飴で作った笛「小さい頃はかみさまがいて」はこころに響きます。なつかしいような、切ないような。そして、飴笛の音と味を感じます。
アートのメッセージ性は身体感覚あってのものであり、やっぱりその場で感じるのとは全然違うなと感じます。
地域の芸術祭などはまさにそうで、越後妻有の棚田などはそこにいないと絶対成立しない感動があり、メッセージがあります。
https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/the_rice_field/
思想的なエッジはそこまでではないですが、身体感覚を通したメッセージ性を大事にしてると感じる身近な王道の美術館だと、都内だと六本木の森美術館、清澄白河の東京都現代美術館、日本橋のアーディソン美術館あたりが、王道だなと思います。
少し足を伸ばすと、千葉の河村美術館、軽井沢のセゾン現代美術館などもとても良いです。