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期待できない、というのは赤字額の縮小については大して貢献できないという意味ですね。別に社員が使えない、とかそういう意味ではありません。
この手の記事はどこかしらJAL寄りになったりANA寄りになったりしがちなのですが、そういう意味で中立的に書かれており良い分析になっているのではないかと思います。

航空業界は一見華やかかもしれませんが、支出も多い分、濡れ手で粟というような利益は上がらない業界です。たとえば、日本から北米へ777を使って飛行するとしたとき、だいたいですが燃料搭載前の機体の重量と、お客様や貨物の重量(ペイロード)、そして燃料の重量の三者がだいたい同じくらいの重量です。要は、お客様の体重と同じだけの燃料を燃やして飛行します。航空会社の経営も似たような構造になっていて、まさに自転車操業という言葉通りの状況です。
私は社会に出てから航空業界しか経験がないので慣れてしまっていますが、他業種の方からすれば驚くようなものかもしれません。

航空会社に期待される社会的役割は、コロナ明けにはきちんと動いてほしい、というものだと思います。この役割をきちんと果たせるように、まずは自助努力、できることはなんでもやります、という姿勢を見せることなのではないかと思います。その中で、JALもANAもそういう努力を示すために、社員の出向ということに手を付けているので、結果として費用が大きく圧縮できるかどうかというのは二の次なようにも思われます。
コロナが長引けば、90年代の金融危機の時に各行に公的資金が注入されたようなスキームを用いることになるかもしれません。それと並んでJALとANAの統合論もくすぶっていますが、それはそれ、これはこれと分けて議論が進むことを期待します。
経営は1円稼ぎ、1円節約する、1円の積み上げから。

1500億円のコスト削減目標のうちの3%の50億円だとしても、やらない理由にはなりません。
むしろ大きな項目の一つ。

これで十分ではもちろんないでしょうが、期待できないって表現は違うと思います。
期待も何も、一つづつ、できることを精一杯やられるだけでしょうから。
出向だと出向元であるANAとJALに籍があるので、人件費の変動部分しか削減できないからでしょう。

いずれ、一時帰休が用いられるのではないでしょうか?

この場合、労基法26条の「使用者の責めに帰すべき事由による休業」に該当し、平均賃金の6割以上を支払わねばなりません。

仮に4割削減できれば、かなり大きな人件費削減効果が期待できます。

まだまだ苦境にある航空業界。
組合の力が強いJALはともかく、ANAなら一時帰休を採用すると推測しています。
学術的な観点から財務分析を行なっている記事です。

正しい側面もある一方で、経営をやや無機質に捉え過ぎているきらいはあり、PLやCFで事業を説明しようとしすぎている印象。

両社の中計や事業ポートフォリオを少し考慮してみましょう。するとこの出向には別の狙いが見え隠れしてきます。


前提として、筆者が述べる財務的効果が狙いとしてあるのは正しいでしょう。またその貢献額が限定的なのも事実。
しかし、額が小さいから意味がないというのは経営現場の感覚では相容れないものでもあり、打てる手は全て打つのが経営者が取る行動です。


さて別の狙いとは何か。それは新事業創出のための布石。

両社ともに、少子化で頭打ちな日本マーケットにおいて、旅客産業以外の事業の柱が次の5年で必要と明言しています。
その事業のメインドメインはMaaS事業としながらも、具体的にサービスや収益モデルが描けていないのが現実です。
 それは当たり前で、基本的なこれまでの事業はマニュアルをベースにしたオペレーション業務。事業創造出来る人材どころか、他の産業を知ってるメンバーすらほとんど社内にいません。

これを出来る人材を早急に育成する必要があり、他事業を知るために外部出向は有効と思われる施策の一つです。科学的に裏付けられた根拠や計算がある策ではないですが、稚魚を放流して成長して帰ってくる姿に期待します。
この5年くらい、業界を超えた人材交流は増えており、コロナ影響だけでなく、両社はこの流れも汲んだ取り組みと思われます。

そして、この出向による人材育成や外部との新たな関係構築に両社の未来の命運がかかっているように思います。
記事タイトルがミスリードを生みそうですね。以下のような記事タイトルにすれば、良かったと思うのですが、きっと長過ぎるのでしょうね。

「ANA・JALの社員出向が、正直、財務的には期待できないワケ。航空業界、人件費以上の負担とは?」

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
航空会社の人件費比率など非常に勉強になりましたが、ちょっとタイトルに悪意を感じてしまいます(笑)

業績

ANAホールディングス株式会社(エイエヌエイホールディングス、英語: ANA HOLDINGS INC.、略称: ANAHD)は、東京都港区に所在する日本の会社で、航空輸送事業を主力とするANAグループの持株会社である。 ウィキペディア
時価総額
1.31 兆円

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