コスプレ著作権ルール化へ 政府、海外展開を後押し
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海外への後押しは必要であり、応援。
アニメは日本が世界で勝負できるカテゴリーであり、育成や投資を加速した方が良い。
しかしながら、コスプレの権利侵害に規制を強め過ぎれば、これまでファンの熱狂を生み出し、自然の力で波及してきたコンテンツパワーの足枷になる可能性もある。
例えば、中国ではいわゆる海賊版でアニメや日本コンテンツが流入することで、日本文化に興味を持ち、日本語をアニメから学ぶ人達も多い。
聖地巡礼のようなインバウンド需要のきっかけにもなり、アニメソング歌手や声優が世界的に有名になるエコシステムにもなる。
また、海賊版アニメのCMに出てくる広告主のブランドが爆買いに及ぶケースも生まれている。良くも悪くもコンテンツパワーによるメリットもデメリットも生まれている一例。
クリエイターや制作側の権利を保護することは大切である一方、アニメという強力なコンテンツを活かしたエコシステム創造を捉えた規制でなくてはならないと思います。コスプレだけでなく、アニメ動画のマッシュアップについても検討すべきです。例えばニコ動の初期に一世を風靡したニコニコ組曲は、台湾の学生たちが大きな会場で大人数で合唱した動画を日本の皆さんへとUPしてくれて、それに感動した日本の人たちが大会場に結集して大合唱したのをUPして、というやりとりは、ニコニコ動画は国境や人種や言語を超えた共感をつくれるんだなぁと、当時見ていて思わず涙してしまうほどでした。ところが今は画像はNGで音声のみになり昔の面影もありません。
ああした文化はもっと大切にされるべきです。アニメ1話を全編UPしたり、オープニングやEDの楽曲と映像をまんまUPするのは絶対NGですが、マッシュアップは創作という労力がかかっているのだから、フェアユースに範疇に入るはず。権利侵害とはなんなのかを、改めて考える時期に来ているのではないでしょうか。