テレワークのストレス解消、「雑談」の有無で大きな差 「全く会話ない」も3割強
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テレワークで明らかに減った雑談ですが、だからといって雑談の機会を作ればリアルと同じようにコミュニケーションが取れるかというとそうではないと思います。
先日とある会社のオンラインマネジメント研修をやらせていただいたのですが、その中で「雑談の時間を作ることをルールにしたけれど、話すことがなくなってしまった」という話がありました。ルールにすればいい、というものではないということだと思います。
「テレワークをして嫌いな上司や同僚とコミュニケーションを取らなくていいのでストレスレスになった」という声も多数聞いています。
この問題は、「信頼関係」や「心理的安全性」にあり、テレワークで物理的接触機会が減ったことで信頼関係が弱い箇所が顕在化したのだと思います。
リアルでは、多少信頼関係が薄くとも顔を合わせなければならなかったので雑談もありましたが、テレワークでは信頼関係の薄い人とは交わらなくてもいい。信頼関係のレベルがどこにあるのか」を押さえないでテクニックとして行ってしまうと間違えます。
この信頼関係の差は、上司部下の間の「情報量」が多いほど良くなる。この情報量とは、「部下のことを知っている」だけでなく「部下が上司のことを知っている」。つまり「相互の情報量」で決まります。お互いを知っているから、「気軽に」雑談ができるようになる。
テレワークで雑誌ができなくなった、部下が見えなくなったと悩んでいる上司の方は、まず「お互いの情報量を増やす」ことを目的にした取り組みから始めた方がうまくいくと思います。
慣れない上司の人は、より一層大変なマネジメントを求められてしまうのですが…。
注目のコメント
会議を始める前に「アイスブレイク」的な軽い会話ができると良い。
時間ギリギリに参加する人も多いが 余裕ある時は全員が参加できる話題でスタート時間を待つなどのちょっとしたことが有効。
ちょっとした会話がストレスコントロールに役立つのなら 積極的に。少し関連性のあるネタで雑談する。
リモートで、全く関係ない雑談を無理にしようとしても辛い。ところでって、いきなり本論に切り替えるのも大変。
関連性のある話をしていて、その流れで本論に入っていくほうが効果的です。この流れでって、テンションをキープできる。
日頃から、Slackなどで関連情報を共有しておくと、シェアしたことをネタに話せますね。テレワークのオンラインミーティング最初の1-2分はまずは雑談だけをするという入り方をする、かつカメラオンで双方の表情や反応が確認しあえるという状態を作ります。
雑談があるかないかで、その後の議論に積極的に参加するか、また発言するかが変わったと思います。
ネットワークの負荷もあるため、最後までカメラオンでなくてもいいのですが、最初だけでもカメラオンにして、残りは拍手マークやいいねボタンなど、反応を示すような形で雑談の形も話す以外の工夫もしています。
オンラインではなかった時代のミーティングのときには、もっと長くの雑談があったわけですが、そこまでの時間をとらなくても少ない限られた時間だとしても、全員参加型で雑談をする試みは割と効果的です。