ツイッターのトランプ元大統領永久追放から考える「SNSのDX」
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注目のコメント
プラットフォームは大きくなればなるほど社会的責任も大きくなります。開始した当初はインターネットの基本思想である、自立分散を思想としてもっていても、大きくなるとどうしても「統制」という矛盾は生まれてきます。
そのなかでマストドンのようなものが次の解決策になるか私はまだイメージできていないのですが、今回のトランプさんの件で大きな論点となった思想の自由と統制のバランスが解決されるのであれば素晴らしいなと思います。現実なかなか難しいのだろうなとは思っているのですが・・・トランプ元大統領ツイッター追放問題は、WEB2.0的なSNSの一定の限界を示したと感じてます。これから「SNSプラットフォームはどうDXすべきなのか」について書きました。
う~ん、「ブロックチェーンを活用したSNSで解決可能」というのは牧歌的に過ぎると思います。
メルケル首相の発言を引用していますが、そこで問われているのは通信品位法230条がコンテンツに対してプロバイダーを免責する一方でモデレーションを行うことも認める米国と、表現の自由に対して法律や司法が介入してモデレーションを制度としてプラットフォームに求める方向に動くドイツを含めたEUという、法的枠組みの違いです。
つまり社会のポリシー設計の問題です。
そして議論において常に社会的価値を実現するポリシーが主で、ブロックチェーンといった技術は従であることは論を待ちません。今回の事件の教訓を元にモデレーションも含めたどのような枠組みがSNSに必要なのか、その議論があって初めてブロックチェーンといった技術論に立ち入ることが出来るはずです。
特に今回の事件ではエコーチェンバーが問題の一つとして指摘されています。これに対してマストドンのような仕組み、あるいはブロックチェーンに基づき個々のユーザーが運営に関与するような仕組みが実効性のある解決策を与えるのか判然としません。
Parlerはボランティアによるモデレーションの拡充を主張していましたが、AWSはそれを一蹴しています。問題のあるコンテンツの数に対してそれで追いつくとは思えなかったそうです。