[東京 22日 ロイター] - 東京証券取引所は22日、東芝を1部市場に指定すると発表した。29日に1部に復帰する。1部への復帰は約3年半ぶりとなる。

東証と名古屋証券取引所の2部から1部に指定される。東芝は、財務・事業体質の安定化と強化、内部管理体制とガバナンスの強化を進めてきたとし「事業の持続的な成長と企業価値の向上に努めていく」とのコメントを発表した。

1部復帰に伴い、東芝は企業としての信用力が向上し、資金調達しやすくなるなどのメリットが見込まれる。株価面では、TOPIXなどの日本株インデックスに組み込まれることによる資金流入も見込まれる。

東芝は17年8月、債務超過を理由に2部に降格。昨年4月には、1部への復帰を申請していた。申請から約10カ月で承認を受けることとなった。

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