資生堂、TSUBAKIなどの日用品事業を1500億円超で売却へ
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コロナによるインバウンド需要の激減が影響しているように思う。
資生堂の安価でクオリティの高いパーソナルケア商品やコスメは、コロナ前まで旺盛だったインバウンド3000万人に愛されたお土産だった。先般の武田薬品の日常・常備薬も同様である。
日本が誇る「三品産業」の代表的な商品群を引継ぐ企業は、更に魅力的な商品の開発を弛まなく進めて欲しい。
注目のコメント
ドラッグストア、量販店から普及版の「資生堂」ラインをなくすことで、高価格帯の資生堂製品のブランド価値を高めていこうとする戦略のようにも見えます。クレ・ド・ポーがゲランやラ・プレリーなどと同列に並ぶためには、やはり普及ラインのイメージが微妙に足を引っ張る。逆にこれまではレンジが広すぎた感があります(それでもやっていけたらよかったのですが)。
これが吉と出るかどうかはともかく、このような英断は経営のプロである魚谷さんだからできることであるという点は間違いないでしょう。
武田薬品が社長にウェバー氏を迎えたり、そのウェバー氏がド派手な大型海外買収を繰り返し業を煮やしていたところにシャイア買収がとどめを刺してブチ切れたOBたちから「けしからん!」「武田じゃなくなった」といった怒涛のイチャモンが来たことから連想するに資生堂も容易に想像できます。
今回のディールは合理的ですし既定路線であったとは思いますが、生え抜き社長がこんなことをしようものならTSUBAKIなどを手塩にかけて育ててきたOBたちを鎮めるにも収拾がつかなかったはず。売却先がファンドということもありカーブアウト(事業の切り出し)案件としては相応な難易度があるように思います。営業やバックオフィス、IT等もそうですがR&Dが1番気になります。当然さまざまな領域において一定期間資生堂さんが支援する契約を結ぶと思いますがなかなかややこしそう…