[ジュネーブ 21日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は21日、バイデン新政権が新型コロナウイルスワクチンの公平な供給を目的とした国際的な枠組み「COVAX」への参加を検討していることを明らかにした。WHO執行理事会のビデオ会議にワシントンから参加した。

WHOのテドロス事務局長はこれを歓迎し、「WHOにとっても、世界の保健事情にとってもいい日だ」と述べた。

ファウチ氏は「バイデン大統領は21日、『COVAX』への参加の意向、および新型コロナの治療・診断などに向けた国際協働の仕組み『ACTアクセラレーター』への支援を含む指示書を発出する」と述べた。さらに、米はWHOを脱退せず、加盟国として「資金面での義務を満たす」と表明。WHO改革にも他の加盟国と協力して取り組む考えを示した。