[ロンドン 21日 ロイター] - アイルランドのコーブニー外相は英領北アイルランドで起きている食料供給の問題について、英国の欧州連合(EU)離脱により英本土と北アイルランド間で商品の検査が行われるようになったことが原因との見解を明らかにした。

コーブニー氏はITVの番組で「(離脱後の移行期間中だった)クリスマス前はスーパーの棚はいっぱいだったが、現在はサプライチェーンに関していくつか問題が生じている。これは明らかにEU離脱による問題だ」と語った。

EUと英国が結んだ離脱協定に付随する北アイルランドに関する議定書(プロトコル)について、英国本土から北アイルランドに入ってくる商品に一定の検査が必要になったと指摘し「これに伴い一部で混乱が起きている」と述べた。