[東京 21日 ロイター] - 武田薬品工業は21日、米モデルナが開発した新型コロナウイルス感染症ワクチン候補の臨床試験を日本国内で開始したと発表した。日本はモデルナとの間で、今年前半から5000万回分のワクチン供給を受けることで合意している。

武田薬の今川昌之・日本ワクチン事業部長は今月7日、ロイターの取材に対し、治験には数カ月かかる見通しで、承認は早くて5月になると語っている。

コロナワクチンを巡っては、厚生労働省が20日、年内に1億4400万回分の提供を受けることで米ファイザーと正式契約を結んだと発表した。

(久保信博)