WHO脱退取り下げ=マスク着用義務化―米大統領
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これも予定通り。といっても昨年11月に脱退したことにはなっているので、再加入ということになるはずだが、WHOの方はアメリカが分担金を払わないと脱退したことにはしないと言っているので、ややこしいが手続きの取り下げで済むのだろう。
過去の政権のレガシーを否定することは、それこそトランプ前大統領がオバマケアを目の敵にしたことと同じで、ある意味ではよくある政治力学かとは思います。以下、二点、感じ入ることがあります。
一点目としては、バイデン大統領のレガシーを共和党出身の大統領が否定・破壊することです。つまり民主と共和で不毛な潰し合い合戦が行われること。米国の政策の一貫性が削がれ、各国の米国への信頼も揺らぎます。
二点目としては、逆説的に、建前では否定しつつ本音ではやりたいことを相手にやらせる政治循環が成立しないか、ということです。いわゆる新NAFTAは、建前では否定しつつも本音では民主も歓迎する側面があるはずです。
やられたらやり返す、さらにやりたくないことは相手にやらせるスタンスは米国らしいですが、それが内向きにも一段と強まる印象です。とても良い情報です。
コロナの対応でWHOには賛否ありましたが、各国が責任をなすりつけたり、批判するのにとても都合の良かったという側面も少なからずあったのではないかと思います。かつてない世界的なパンデミックへの感染症対策で、完璧な対応など出来るはずがありません。
世界の健康に目を向ける組織は他にはなく、世界を代表する国々が積極的に協力して、グローバルヘルスに取り組む事が重要です。