[20日 ロイター] - 中国税関総署によると、2020年12月の豪州産の銅鉱石・銅精鉱の輸入はゼロだった。両国関係の悪化を受けて、精錬所が豪州産の輸入を見送った。

前月の輸入は2万6717トン、前年同月は11万0930トンだった。

国際銅研究会によると、中国の豪州産銅精鉱の輸入がゼロとなったのは、少なくとも2004年以降で初めて。

2020年通年の豪州産銅精鉱の輸入は、前年比25%減の78万3476トンと、2016年以来の低水準。国別では6位、前年は5位だった。

昨年11月の豪メディア報道によると、中国政府は両国関係の悪化を理由に、国内企業に対し、銅精鉱など豪州産の少なくとも7品目の輸入を中止するよう指示した。