[シンガポール 19日 ロイター] - 野村ホールディングスは海外での富裕層向け資産運用事業を拡大するため、ここ数カ月で、香港とシンガポールで20人超のプライベートバンカーと投資アドバイザーを採用した。

同事業を統括するラビ・ラジュ氏は19日、採用の狙いは「大中華圏、東南アジア、南アジアにおける当行の基盤強化にある」と語った。

シンガポールを拠点とするラジュ氏は昨年野村に移るまで、UBSでアジア太平洋地域の超富裕層向け事業を率いていた。

野村は海外の富裕層向け資産運用事業の運用資産を2025年までに現在の100億ドルから350億ドル超に増やすことを目指している。

今回の香港とシンガポールでの新規採用により、同拠点のスタッフは約180人に増えた。