ANA赤字3000億円強=コロナ禍で過去最悪―20年4~12月期
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4月の非常事態宣言時に、経営共創基盤の冨山さんが、マクロな日本経済にとっての今後の3つの経済波及と、ミクロな個別企業にとっての今後の3つの時間軸について解説していたのを思い出します。
マクロな日本経済にとっては、①日本の7割を占める「L(=ローカル)の世界」を占めるサービス業、特に飲食業や観光業などの打撃による中小企業の倒産、②これに平行・連動する形でおこりうる「G(=グローバル)」を占める大手企業、特に航空産業などの破綻、③そしてそれらへ融資している金融、特に都市銀行の保有する債権の不良化による金融混乱。①は起こり始めているが、②含めて日本経済はこの連鎖を断ち切りどこで食い止められるか。
一方でミクロな個別企業にとっては、①足元の止血、②数カ月の資金繰り、③数年のスパンでの構造改革、を(平時ではなく)戦時マターとして民主主義的ではなく独裁主義的にトップダウンで平行して進めなければならない。ANAという一つの事例も、足元の赤字ではなく③の構造改革をどこまで水面下で進められているのかが気になるところです。日本経済全体にも影響を及ぼしうると思っています
注目のコメント
ANAさんのみならず、世界中の航空会社が、過去最悪の赤字だと思います。皆さん、雇用を維持して存続するのが目標だと思います。凌ぎ切りましょう。
公共交通機関にとって終わりが見えない状況。
NPで繰り返し伝えていますが航空・鉄道・バス・船の全ての運輸機関がジリジリと追い詰められています。当社の定期航路は旅客のほとんどが観光客ということもあり12月から全便運休を続けていますが、昨日2月末までの運休延長を決定しました。もう体力勝負ですね。
当社は事業の多角化で公共交通部門の売上シェアが低いのでどうにかなりますが、公共交通がメイン事業の場合は本当に厳しいと思います。政府へは公共交通機関への手厚い支援をお願いしたい。