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ギリシャ難民キャンプ、劣悪“ジャングル”に4800人 「住む環境じゃない」

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ギリシャ・サモス島の難民キャンプでの苦境を語るシリア難民のハリン・ハリルさん=国境なき医師団(MSF)提供の動画から
ギリシャ・サモス島の難民キャンプでの苦境を語るシリア難民のハリン・ハリルさん=国境なき医師団(MSF)提供の動画から

 エーゲ海に浮かぶギリシャ・サモス島。欧州を目指す難民・移民の「玄関口」となってきたこの島の難民キャンプでは、新型コロナウイルスの流行後も中東やアジアからたどり着いた4800人が、劣悪な環境で暮らしている。コロナ禍の移動規制などで多くの支援団体は活動を停止し、テントや水などの物資は不足する一方だ。現地に残り、支援を続けるNGO「国境なき医師団」(MSF)は、欧州諸国に早期受け入れを求めている。

 サモス島のキャンプで暮らす人々の多くは、迫害や貧困を理由に祖国を離れ、海を挟んで数キロ先にあるトルコからゴムボートなどで密航してきた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が用意したテントは700人分に満たず、多くはNGOなどが設置したシェルターで暮らす。避難民が暮らす一帯は劣悪な環境から「ジャングル」と呼ばれる。ギリシャ当局による支援は限定的で、手を洗うための衛生的な水は足りず、配布される食料…

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