[東京 19日 ロイター] - 東京ドームは19日、三井不動産による公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。買い付け後の三井不の東京ドーム株の所有比率は84.82%。今後は全株取得に向けた手続きに入り、東京ドームは上場廃止となる。
東京ドームを巡っては、株主である香港のオアシス・マネジメントが社長らの解任を要求していたが、TOB開始後は協議を経てオアシスが所有する全ての株式を応募する契約を締結していた。
[東京 19日 ロイター] - 東京ドームは19日、三井不動産による公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。買い付け後の三井不の東京ドーム株の所有比率は84.82%。今後は全株取得に向けた手続きに入り、東京ドームは上場廃止となる。
東京ドームを巡っては、株主である香港のオアシス・マネジメントが社長らの解任を要求していたが、TOB開始後は協議を経てオアシスが所有する全ての株式を応募する契約を締結していた。
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三井不動産は、M&A用語で「ホワイトナイト」とよばれる役割を事実上担いました。コロナ渦でドーム球場の経営が厳しさを増す中の買収ですが、三井不動産の買収メリットとして、商業施設をタイムリーに事業展開していく戦略が実行しやすくなるという点があげられます。
東京ドーム敷地内には旧後楽園ゆうえんちの再開発により建設された商業施設「LaQua(ラクーア)」があり、かねて東京ドームは、この商業店舗の運営について、三井アウトレットパークなどの商業施設に運営ノウハウを有する三井不動産と提携していました。
三井不動産による買収完了後、読売新聞は株式の20%を手に入れます。ジャイアンツを核とする球団&スタジアムビジネスの進行速度と内容に興味津々です。ホークス追撃に向けたビジネス面からの狼煙が上がりましたね。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210119-OYT1T50169/
立地は抜群なのでまずは商業施設のテコ入れからだろうか。これでプロ野球経営のトレンドである球団とスタジアム(ドーム)一体経営ができる方向にはなったが、球団運営会社からチケッティングなどを担っている読売新聞が一旦離れないとまだまだ難しいと思う。(チケッティングなら例えばそれを読売新聞のスポーツ事業部ではなく球団運営会社が担当するよう役割変更すればよいだけなので理論的には簡単なのだが…)どうしても競技力にスポットライトが当たってしまうが、パ・リーグにかなわないのは実は球団経営力も影響している。今後どこまで素早く体制を整えられるかが勝負となるだろう。
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