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昨今話題の自動車減産を誘発した半導体不足の解説記事。200mmもキャパが足りないんでしょうかね(ルネサスあたりは余力がありそうなんで、受託できるに越したことはないのでしょうが)。いずれにしても、5G&脱炭素&EVで幅広い半導体に追い風。
やはり車載用半導体が安いってところに尽きる。値上げを飲めば違う展開もあったのではないか。とはいえ、自動車の原価で値上げなんて許されないだろうしなあ。調達姿勢の違いによる結果の差が出ている。

(本文より抜粋)
自社で造れない分は、TSMCやUMCなどに委託する方法がある。今回もそう望んだが、台湾勢は既にフル生産状態。まして車用の半導体も一般的な半導体が多く、利幅は薄い。生産は後回しにされ、今回の半導体不足を招くことになった。

「需給の正常化は21年後半以降」
今後の見通しも明るくない。車用の半導体は利幅が薄いため、減価償却済みの設備を使い、追加投資は抑えて需給が緩むのを待つのが基本姿勢だ。TSMCも今年約3兆円の巨額投資をするが、付加価値の高い最先端品向けが大半となる。

TSMC子会社で、自動車向け半導体を手掛ける世界先進積体電路の方略董事長は15日、「車業界の急な要求に応えるのは無理だ。ダブルブッキング(二重発注)も多く、本当にどれだけ半導体が必要なのか把握できない」と指摘した。

もし仮に半導体を造りすぎれば値崩れを起こし、経営を直撃する。各企業が半導体を欲しいと言うだけで、今後需給が緩めば、注文はキャンセルされる恐れもある。半導体各社はそれが不安で、増産には簡単に踏み切れない。