[パリ 18日 ロイター] - フランス石油大手トタルは、インドの再生可能エネルギー開発企業アダニ・グリーン・エナジー(AGEL)の株式と同社保有の太陽光発電事業の取得で、25億ドルを支払う。

トタルは今回の取引で、AGELの株式20%を取得するとともに、取締役会に役員1人を派遣する。また、同社保有の太陽光発電事業に50%出資する。

AGELはインド複合企業アダニ・グループの傘下企業。時価総額は約1兆4830億インド・ルピー(202億5000万ドル)に上るという。

プヤンネ最高経営責任者(CEO)はツイッターで、「インド市場の規模を踏まえると、再生可能エネルギーと天然ガスに基づくわれわれのエネルギー移行戦略を進める適切な場所だ」と語った。

AGELは25年までに、再生可能エネルギー由来の発電量を25ギガワット(GW)にする目標を掲げている。トタルは、25年までに再生可能エネルギーの総発電量を35GWにすることを目指しており、AGELはこの目標達成に大きく貢献するとみられる。