ソフトバンクとKDDI、通信網を相乗り 5G投資効率化
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基地局やネットワークを共同利用するなどと勘違いした記事が多いようですが、ポイントはそこではありません。いまのネットワークは、3社が別々に新幹線の線路を日本全土に張り巡らしているようなものです。
もし仮に東京と広島間で通信をする場合、ソフトバンクの岡山駅で事故が起きたら、広島駅には到達できません。すぐ横にはKDDIの線路が走っているのですが、乗り換えることは許されていないので、広島には辿りつけないままです。
これでは災害時に困るから、乗り換えができる仕組みを全国にいくつか作りましょう、災害時やトラブル発生時には、お互い融通しあえるようにしましょう、もちろん乗り換え駅の施設は共同で管理しないといけないから、運営は両社で効率化しましょう、という話です。
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海外では電波オークション導入によるMNOのコスト増があり、設備投資や運用コストを減らすためにシェアリングが促進されてきました。米American Towerや中China Tower、印BSNLなどの専業プレイヤーも事業を伸ばしています。日本ではオークションがないのとエリア競争が差別化要因となっていたこともあり、ビル内のJ-TOWERやトンネル内の移動通信基盤整備協会などに限られています。今回の政府による値下げ圧力を受けて、固定費抑制のための基地局シェアリングも進んでいくかもしれませんね。
国民の財産である周波数帯を各社に無料で与えてるのは、お互い競争してより良いサービスにするため。
本記事では、災害時のみ相互利用するという。事故時に鉄道が相互乗り換えしているような手法。
ただ、総務省的の判断も分かれることも予想される中、
最近の通信料金値下の今のタイミングでアピールしているものも思われる。あくまで災害時用。
設備の共用の仕方も色々ある。米国だとAmerican Towerというアンテナ設備REITがあり、一個の鉄塔に複数キャリアの基地局をつけて、鉄塔コストを下げたりしている(基地局自体は各キャリアのはず)。
日本のREIT規制だとできるのだろうか?規制などによっても色々な効率化の方法は変わる。