中国GDP 前年比+2.3% 主要国で唯一プラス成長保つ
NHKニュース
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年間では+2.3%ですが、足もとで成長速度がかなり加速しており、第4四半期は去年の成長率を超えました。
具体的には、1Q-6.8%、2Q+3.2%、3Q+4.9%、そして4Qは+6.5%でした。
分野別にみると、固定資産投資が+2.9%、工業生産が+2.8%、輸出入総額が+1.9%と伸びる一方で、消費は-3.9%となり、コロナで蒸発した需要の影響は大きかったようです。
GDP倍増計画達成となる5.6%には届きませんでしたが、今年は9%近い成長を実現し「2年で押しなべて達成」を目指すのではないかとみています。
少なくとも、共産党結党100周年の7月まで、つまり2021年上半期ではかなり高い経済成長を目指すと考えられます。「中国の実質GDP成長率は+2.3%になった」というより
「中国は、2020年の実質GDP成長率を2.3%にした」という表現の方が適切かな^^
中国政府には、それだけの「腕力」があるということです。
現在の世界情勢を考えると、この大国をこれだけ動かせる腕力は、我々にはとても羨ましいですし資本主義国では、なかなかここまで数字を作れません。
しかし一方で資本主義国から見れば、政府が為替レートを制御し、資本の流出入まで管理しながら自らの経済成長を達成している中国をちょっとズルいなと思うのも自然でしょう。
政治体制も経済政策も我々とは大きく異なる中国に対する評価の難しさは、この辺にあると思います。この数字自体を懐疑的に見る向きもありますが、日本からの輸出や中国関連企業の業績、金属関連市況等を勘案すれば、中国経済がかなりの勢いで戻っていることは間違いないでしょう。