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ナビゲーターを担当した高口です。LINE株式会社中華圏地域投資責任者の何劼(ホウ・ジエ)氏に中国EVについてお話いただきました。

2020年に中国EV業界の景色はがらりと変わりました。EV購入補助金の縮小で冬の時代到来、NIOの株価も低迷と騒いでいたのが、一転してイケイケドンドンのステージに突入しています。

ファーウェイのEVソリューション事業やフォックスコンの製造代行事業など新たな動きもありますが、先行する中国EV御三家の優位は大きいとの分析です。ビジネスパーソンにとって、知っておくべき「中国EV御三家」がどんな企業なのか、解説しています。
世界のEV市場の40%以上を占めるという中国。御三家が追い付け追い越せとめざしているテスラの話が今週号(1/18/2021)のBusinessweekに特集されています。マスクの政治力が半端ない(逆に言えば、政治力がないと中国では成功しない)ことがわかります。
https://www.bloomberg.com/news/features/2021-01-13/china-loves-elon-musk-and-tesla-tsla-how-long-will-that-last?srnd=businessweek-v2
新興EV3社について、とても生々しく個性的に描かれて
おり分かりやすい、ありがとうございます

本特集はベンチャー中心のフォーカスと思いますが、中国
自動車業界は全般でも、日本の各産業(自動車に限らず)
にとって、ケーススタディ/研究テーマの宝庫と思います
(試行錯誤の点も含めて、未来の縮図的な論点も多い)

①ベンチャー投資が既存産業を牽引
・新興EV OEMが次々と誕生(本記事でも詳説)
・全盛期の‘15〜’18年はCASE全般で1800社が10兆円
 近くを調達 → 他国では大企業が行うR&Dをベンチャー
 投資が大きく底上げしている

②モノづくりのモジュール化/D2C化が劇的に進む
・各社は最上流のコンセプト設計/資金調達と、最下流の
 ユーザー接点/ファンマネジに注力
 (≒D2C化、NIOは自動車版の小米Xiaomiとも言える)
・真ん中のモノづくりはコアな3電(バッテリー/モーター
 /コントローラ)を内製し、他は外注中心が多い
 (完全垂直統合で来ていたBYDも、0から始めた新興系
  も似た姿に収斂。NIOに至っては車体生産すら外注)

③各OSを巡る協業/競業(伝統系 vs. IT大手)
・コネクテッドOS(C)や自動運転OS(A)をプラット
 フォーム型水平展開したがるBATと、あくまで垂直化・
 内製化したい大手OEMのせめぎあい
・IT大手は結局、垂直化プレッシャーの中で、自社でEV
 まで参入せざるを得ないのかは焦点の1つ
 (例:自動運転PJ Apolloで130社巻き込んでいたBaidu
    も提携でEV自身に参入)

④まちづくり・サービサーによるクルマの再定義
・例)Alibabaは、車とまちづくりをセットで考えて、
   まちづくりから逆算して車の機能を考え出している
   (そのため自動運転単体はそこまで注力せず?)
・例)DiDiは自らのサービスプラットフォームとしての
   影響力を活かして、クルマの標準化を企図
  (※試行錯誤段階と認識)

中国の自動車産業からは本当に目が離せません

PS.
短サイクルで素晴らしい特集記事に瑣末な指摘ですが、
冒頭の時価総額ランキングはDaimler等の他大手各社も
入れた方が良いような気がしました
(順位も振るなら。3社全てがグローバルTOP10という
 訳ではないかと)
スタートアップチャイナ、第3回目は電気自動車です。習近平国家主席が脱炭素をかかげ、カーボンニュートラルを打ち出したり、テスラの上海ファクトリーが本格稼働するなど、モビリティを分野でいよいよ大きな変化が起きそうです。
新興3社がフィーチャーされた良記事ですが中国EV首位の座はいまだBYDですね。時価総額、売上高、販売台数のいずれも首位。ただしNIOの攻勢は凄い。台数はBYDだが大衆車ゆえ、高級車のNIOが売上は迫る勢いにて時価総額も近い水準まできた。
中国のEVはいずれも数万台の販売実績ですが、時価総額はホンダや日産を超えています。それだけ将来性が期待されているのでしょう。習近平の脱酸素政策も追い風になっています。

それにしてもテスラの影響力は大きいなと、痛感します。
三社のクルマは中国国内では普通に見られるけど、中国国外ではまったく見ない。世界市場に展開してくる可能性はあるのかな。
中国は既に世界最大のEV市場になっています。

人件費の高騰で単なる製造コストは中国の優位性がなくなりつつありますが、市場としての高い魅力、EVサプライチェーンの成熟などが躍進の要因と考えます。

今は海外有名ブランドの輸出となっていますが、数年後には御三家も含めて中国ブランドの海外輸出も出てくるのでしょう。
テンセント、アリババ、メイトゥアンといった巨大IT企業がEV御三家をそれぞれ支援しているのが興味深いです。
クルマはただの乗り物というより、もはや巨大な移動通信デバイスとして、ユーザーの生活を便利で豊かにするものになっていくんでしょうね。近くの駐車場や飲食店を検索してそのまま予約(&決済)、などなど。
12社を4つのカテゴリーで分類するのはいい切り口ですね。

なお、バイトンは経営危機はありましたが、破綻には至っておらず2021年1月にFoxconnとの提携を発表、南京工場の生産ラインが完成したことをPRしました。自動車産業に本格参入がささやかれ、Apple Carの生産でもおそらくはAppleが交渉している数社に含まれるFoxconnとのつながりはある程度注目した方がいいかな、と思いました。
この連載について
明日の中国のビジネスを作り上げるスタートアップの生情報を、現地で活躍する投資家たちにレポートしてもらう週刊連載。ジャーナリストの高口康太が、責任編集を務めます。