中国ワクチン、セルビアに提供 欧州に初めて、100万回分

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• 小山 雅徳

  西バルカンリサーチラボ合同会社 代表

  ・2021年01月20日

  セルビアでは既にファイザー製、ロシア製（スプートニクV）の２種類が国内承認され予防接種が始まっており、シノファーム製は３つめのワクチンとなる予定です。セルビア政府は、この後更に米モデルナ製及び英アストラ・ゼネカ製の２種類の調達を予定しており、合計で５種類のワクチンを国内で使用すると発表しています（セルビアでは予防接種希望申請を政府ウェブサイト上で受付開始していますが、このサイト上でも、これら５種類のワクチンが提示され、希望者はこの中の特定のワクチンを指定することが出来るようになっています）。
  　ブチッチ大統領は「セルビアは欧州で初めて中国製ワクチンを導入する国になる。このワクチンはとても高価であったが、習近平主席に頼んで値下げして貰った。このワクチンは安全で効果が高いものであり、自分も中国製ワクチンを接種する予定だ。」と述べています。ワクチン到着を大統領が直接出迎えるのはファイザー製、スプートニクの際には見られなかった破格の扱いです。