114Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
日本では、東日本大震災のように海のプレートが陸のプレートの下に沈み込む過程で発生する地震(海溝型地震)と、陸のプレートが海のプレートに押されることであちこちでひび割れること(断層)で発生する地震の、大きく二つに分類されます。断層によって都市の真下で発生した地震を直下型地震と呼ぶ場合もあります。一般に地震の規模は海溝型地震のほうが大きいのですが、断層による地震の場合は規模は小さくても震源が陸地の浅い場所であることから揺れが大きくなりやすい傾向があり、阪神大震災や熊本地震は、海溝型地震としては並の規模といえるM7前半クラスの地震でしたが、広い範囲で震度7相当の揺れとなった被害がでていることは改めて語るまでもないことと思います。
ところが断層の地震は海溝型の地震ほど発生周期が短くなく、過去の活動も歴史に残っていないことが多いことから、今後どの程度の被害を発生させる地震になるかの推定は非常に難しいものがあります。また全国で2000あるとされる活断層すべての評価を行うことは困難で、特に活発であったり社会的影響が大きいと考えられる114の主要活断層帯について長期評価が行われています。このうち、31の活断層帯の評価が阪神大震災発生前の野島断層(30年以内に0.02〜8%)を上回る確率で評価をされているというニュースになります。

地震調査研究推進本部ではSランクとされる断層を一覧で公表していますので、ぜひご確認ください。
https://www.jishin.go.jp/evaluation/evaluation_summary/#danso

ただし、地震の発生確率として圧倒的に高いのは、やはり海溝型の地震です。30年以内の発生確率もSランクの活断層と比較しても桁が一つも二つも違います。そして、地震を引き起こす断層すべてを把握できているわけではありませんから、Sランクの活断層がないから安心というわけではありません。日本に住む限りは、どこでも震度6から7近い揺れに見舞われる可能性はあり、かつ海溝型地震で発生する津波を中心とした災害には十分備えておく必要がある、ということは変わりません。
阪神大震災からすでに四半世紀を超える年月が経過しました。都市型の直下型地震への防災という意味で、この震災から学ぶことはまだ沢山あります。どうぞご家庭でも確認の機会としていただければ幸いです。
決して安心できない状態なのはわかっていましたが、こうして近所にある危ない断層の存在を突きつけられると緊張感が走りますね。私はこれまでに二度震災を経験しましたが、あと1〜2回は経験することになるんでしょうか…。
こうしてみると改めて日本は地震大国なんだなと感じます。日頃からの防災の備えが重要ですね。 それにしても、長野のあたりは大変そうです。。
阪神・淡路大震災を引き起こした活断層の調査が長年行われてきたそう。
地震の確率が3%以上の活断層は「Sランク」と呼ばれるそうで、1月1日の時点で「Sランク」の活断層は31あるそうです。
地震がいつ起こってもおかしくない状況ということなのですね。特に自助を意識した防災の必要性を改めて感じます。
関西地域を中心に、都市交通、不動産、旅行、ホテル等を多角的に展開する中核の持株会社。鉄道事業とその他のビジネスのシナジーを図る。野球球団を含むエンタテイメント・コミュニケーション事業も構成比が高い特徴。
時価総額
1.10 兆円

業績