2021/1/19

【徹底比較】PayPayもLINEも参入「本当に使える銀行」はどこか

NewsPicks 金融ジャーナリスト
ATM手数料の引き上げ、利用しない口座への手数料徴収、そして通帳発行の有料化──。
大手銀行は店舗や人員コストが重荷となり収益が悪化。次々と利用者への負担を増やしている。
みずほ銀行は、ちょうど昨日(1月18日)から、新規で口座開設をする人が紙の通帳を発行する場合、1冊1100円(税込み)の手数料徴収を始めた。
その一方で、インターネット銀行は、店舗など固定費用を低く抑えられているため、個人の顧客に対して、有利な条件を提示できている。
新型コロナウイルスやデジタル化の追い風もあり、楽天銀行の口座数は1000万口座が目前に迫り、ネット銀行の中では最大の口座数になっている。
さらに、2021年は、ネット銀行の中でもスマホを中心とした戦いが激化するだろう。
4月5日には、Zホールディングスと三井住友銀行が出資するジャパンネット銀行が、「PayPay銀行」へ名称を変えて決済との連携を強化する。
また、5月には、「地銀の雄」ふくおかフィナンシャルグループが、スマホ完結型銀行「みんなの銀行」をスタート。LINEとみずほ銀行が出資する「LINE銀行」も今年誕生する見込みだ。
果たして、個人ユーザーにとって「本当に使える銀行」はどこになるのか。NewsPicks編集部は、ネット銀行各社のサービスの違いや最新のネット銀行トレンドを基本から紹介していく。
INDEX
☑️楽天銀行が1000万口座間近に
☑️ネット銀ならATMは「無料」
☑️経済圏で先行するauと楽天
☑️激化する「スマホ銀行」の覇権争い
☑️LINEや地銀がスマホ銀行に進出
楽天銀行が1000万口座間近に
まずは、「ネット銀行」のプレイヤーをざっとおさらいしてみよう。
1990年代後半からインターネットユーザーが激増する中で、2000年にさくら銀行(現・三井住友銀行)が中心となって初のインターネット専業銀行、ジャパンネット銀行を設立。それ以降、ネットでの取引に特化した銀行の設立が相次いだ。