2021/1/17

【長期投資】プロが見ている「強い企業」3つのポイント

「おおぶね」ファンドマネージャー |農林中金バリューインベストメンツ最高投資責任者
ビジネスパーソンに必要な知識を、1カ月で体系的に学ぶ連載「プロピッカ―新書」。2021年最初のテーマは「長期投資」だ。
著者は農林中金バリューインベストメンツの奥野一成氏。
奥野氏は、社会的価値の高い企業を見極めて出資し続ける「長期投資」こそ、人生100年時代の資産形成に有効なのはもちろん、ビジネスエリートにとって必要な資本家マインドを学べる最良の教科書だと説く。
優良企業のビジネスを分析する際の視点は、自分の仕事でも「これから先、いかに価値を生み出していくか」を考える際に、大いに武器となるはずだ。
そこで本連載では、すべてのビジネスパーソンが身につけるべき「教養としての長期投資」を全4回にわたって徹底解説する。
第2回では「長期投資に適した企業」をテーマに、構造的な共通点と見極め方を明らかにしていく。
第1回で、長期投資をする際に心がけるポイントとして、「営業利益が出続ける会社は長期的に株価も伸びる、そのような企業の株主(オーナー)になれば自身の持ち分の価値も増える」と述べました。
では、「営業利益が出続ける会社」とは、具体的にどのような会社を指すのでしょうか。第2回では、その点を掘り下げて解説していきます。