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「老化細胞」死滅させ体の機能改善へ 東大などのグループ

NHKニュース
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  • メタジェン代表取締役社長CEO / 慶大先端生命研特任教授

    老化した細胞の中ではおかしな物質がたくさん作られてしまいます。老化細胞はなんとか生き残ろうとしてリソソームという細胞内小器官でこれらを分解するのですが、その際にpHを下げて分解します。おかしな物質の量が多過ぎるとリソソームが部分的に壊れて細胞内のpHも下がってしまいます。その細胞内pHを中性付近に維持するためにGLS1が必要なのですが、薬剤でGLS1を阻害すると細胞内pHが低いままになるため、結果として細胞死が誘導されて老化細胞のみ死滅する、というメカニズムです。つまり老化細胞が頑張って生き残ろうとしているところを、薬剤を使って後ろから一押ししてあげることで安らかに眠ってもらう、という感じでしょうか。それが組織や生体全体の機能を改善し、結果として加齢に伴う糖尿病や動脈硬化などの改善にも繋がったということです。

    これは身体だけでなく、企業や大学などの組織においても同じかもしれませんね。

    また、加齢に伴い変化するのはわたしたちの細胞だけではありません。腸内環境も年齢を重ねるごとに徐々に変化することがわかっています。例えば、離乳前の乳幼児の腸内にはビフィズス菌が多いのですが、3歳ごろになると免疫系の発達と共に大人型の腸内フローラが形成されます。老齢になると免疫系の変化などと関連して腸内環境も変化し、疾患リスクなどがあがってしまいます。

    「便微生物叢移植療法(通称:便移植)」という、健康な人の便を患者の腸内に内視鏡で注入し、腸内フローラを健康な人のものと強制的に入れ替えることで疾患を治療する臨床研究が、いま世界中で行われています。自分が若くて健康な時の便を保管しておけば、将来自分の腸内環境が悪化してしまった場合でもその便を活用することで、腸内環境を若く維持することができるかもしれませんね。


  • 東京大学 医師、神経科学者

    老化に重要な「老化細胞」のみを除去する薬(GLS1阻害剤)を発見したという驚きの研究。

    老化細胞の除去によりマウスでは寿命が30%近く伸びることが既に示されており、人間での臨床研究も「5~10年程度で始めたい」とのことです。

    私自身は、単なる寿命の延長には懐疑的ですが、老化細胞の除去は健康寿命を延ばせる可能性があるため、とても期待しています。

    老化予防は次世代の一大産業であり、世界一の高齢国である日本はビッグデータを大量に取ることができます。
    ネクストGAFAを日本から生み出すことも夢じゃないかもしれません。


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    みずほFG 執行役、東京大学(駒場) 運営諮問会議委員、日本学術振興会 男女共同参画推進アドバイザー

    GLS1阻害剤の効果はアンチエイジングに止まらず、肥満性糖尿病、動脈硬化症、およびアルコール性脂肪肝などの症状改善にも有効だそうです。

    https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00065.html


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