デザイン思考だけじゃ「企業変革」はできないのか

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中の人が、ユーザーを愛する事業を作るというのは本当に大事だと共感します。
社内にある決まりや考え方と戦うのではなく、ユーザーを見る。
外部人材がメインにやってしまうと、社内のお作法が敵になってしまいがちなので、中の人がやった方がいい。
中の人だけだと過去に囚われがちで価値のシフトがなかなか難しい事もあるので、外部にコーチしてもらって進めるのがベストだと私は思います。
デザイン思考って、頭デッカチになり、現場から離れてしまい、何が正しいかわからなくなってしまったビジネスマンが、クリエイティブな人たちの思考回路を理解するためにロジカルに整理したものだと理解しています。

そのロジカルさが、アートな感覚をむしろ離していく。
もう得手不得手の話であり、これまでやってきたことの方向性の違いであり、無理にプロダクトデザインを全員が理解する必要もないのかなと思っております。

むしろ、それぞれが得意なことに特化できる環境を整え、ジョブディスクリプションをしっかりとする一方で、チーム間のコミュニケーションは適切に行えるようにする、その組織デザインが、所謂デザイン思考を学びたいビジネスマンと言われてきた人種の意識することかなと。

クリエイティブなトップデザイナー達は、確かに体系化することも大事ですが、心からユーザーを愛し、ユーザーが好きかどうかとも関係なく、それがもう好きでしょうがないので、学んですることもなく、息を吐くようにやってくれます。

まあ、単語を作ると、わかった気になりますが、よくわからなければ、人種が違うと、気にする必要もないかなと思います。
みんな同じことやってたら面白くないですよね。
デザイン思考やリーンスタートアップなどの浸透は、大企業における価値観やルールに縛られたバイアスとの闘いです。競争優位性は性能や機能で決まるという固定観念。マーケットサイズや売り上げ、利益などの見込みを最初から求める数字に縛られたビジネス感覚、自己満足に囚われたプロダクトアウト的発想によって初期から多額の開発費を投入してしまう視野狭窄、などなど。管理職や幹部は長いビジネス経験の中で、昔の価値観でがちがちに縛られています。良いものを作れば売れるはずという時代はとうに終わっています。既存の顧客の声に耳を傾けても解決しません。顧客もバイアスにドップリだからです。

デザイン思考などの新しい取組を進めるチームを作って、幹部がそのチームを守っていかない限りうまくいきません。早々に潰されるからです。トップも含めた幹部の教育が必要不可欠です。
「外の人ではダメ」というのは、そのとおりだと思います。

「デザイン思考」は「How」の部分なので、いくら、それがあっても、想い「WhyやWhat for」がなければ絵に描いた餅ですから。

この記事に書かれている内容は、すばらしい取り組みですね。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
経営者はこれを反芻するのがいいかも。全体を捉えている。これが解けないと進まない「企業の変革を阻んでいるものはなにか」「ユーザーとの距離」「実装との距離」「既存事業への最適化」
そもそも企業変革ツールじゃないから