2021/1/16

【組織論】生命科学で分かる「ダイバーシティの本質」

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ゲノム解析サービスを提供するスタートアップ企業「ジーンクエスト」の経営者と、生命科学の研究者という2つの顔をもつ高橋祥子氏。生命の仕組みを知ると、人生や組織マネジメントにも応用できるという。
インタビュー第2回は、生命科学と組織論の共通項について紐解き、ビジネスの見え方を一変させる生命科学的思考をお届けする。
高橋祥子(たかはし・しょうこ)
ジーンクエスト代表取締役。2010年京都大学農学部卒業。2015年東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻博士課程修了。2018年株式会社ユーグレナ執行役員就任。受賞歴に経済産業省「第2回日本ベンチャー大賞」経済産業大臣賞(女性起業家賞)、「日本バイオベンチャー大賞」日本ベンチャー学会賞など。

多様性の本質は同質性

──新著では、「生命科学的思考」が組織運営にも役立つと書かれています。特に昨今、組織作りにおいて多様性、ダイバーシティが重視されていますが、このことについて高橋さんはどう考えていますか?