[13日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチン製造が遅延しており、今春までに米政府に確約した供給を達成できない可能性がある。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が13日、関係筋の話として報じた。

NYT紙によると、J&Jのワクチン製造が遅延しており、4月末までに遅延が解消しない可能性があると連邦当局者に報告された。J&Jは4月末までに6000万回を超えるワクチンを供給すると確約していた。

この報道に関してJ&J、および厚生省からコメントは得られていない。

J&Jは昨年8月、今年半ばまでにワクチン最大1億回を供給する10億ドルの契約を米政府と結んでいる。同社は昨年12月、後期臨床試験(治験)の中間結果が今年1月末までに得られるとの見通しを示した。