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ヒトの腸内フローラで考えると、いろいろな種類の腸内細菌がお腹の中にいること、すなわち多様性が高いことが良い腸内環境であり健康であることを示す一つの指標になります。大学や企業といった組織においても、多様性が自然に高まる仕組みづくりをすることが、健康な組織を作るのに重要ではないでしょうか。
心が折れて今病院に勤務しているわけだが、
別の方が書かれているように女性に限らず、男性でも研究を志しても短期間に結果を出さなくてはいけないし、ポストは不安定。ポストがあっても研究費は取りづらくなっている。
賢い同期(女性)はグリーンカードを取得しアメリカでポストを得ている。日本の教授に声をかけられても戻りたくないと断っている。
シンプルに日本での研究環境は悪すぎる。
我々の女性技術者コミュニティにも研究職が含まれており、全般テクニカルな技術職ですので、女性のキャリア形成、技術者としてのキャリアロードマップを描く時には同じような悩みや課題がありましたが、研究職の真のガラスの天井の課題はまだまだ根深くあるものだと感じました。
しかし多様性ある視点での研究が、新たな発見やイノベーションを起こしダイバーシティ&インクルージョンの観点からも、研究において女性活躍は大事なテーマだと思います。
女性技術者コミュニティといっても、男性のエグゼクティブにも数名入ってもらい、男性側から見た考えやアンコンシャスバイアスについてディスカッションして一緒に取り組んでいます。どちらかではなく、全てが主体的に本気で取り組む必要があります。
「・理工系科目への興味の性差」
は、個人的には本人には興味や希望があっても親が「あんな学部はXXXだからやめておきなさい」「あんな分野は将来職がないから駄目だ」「地元にそれを得意とする企業がないから地元に残れないので駄目だ」などの親ブロックのために進学を断念させられる例を多く耳にします。
記事にあるように「男性の意識改革」必須だと思います。
私が学生の頃に所属した研究室では私の5年次(留年した)の卒研生が2名。私と女性が1名。彼女は博士まで取ったものの、いろいろとライフステージも変わり、研究から離れて、もう一つの興味の和裁士として生きている。分野は異なる我自分なんか比較にならないくらいの研究者だと思うのだが。。。
今は、女性研究者獲得に血道を上げているが、研究職も減っている中、どれだけ増えるだろうか。女性研究者支援の制度には、ひとり親の私も助けられた面があり、多様性をみとめることによって誰にでも働きやすい職場になると思うのだ。
社会全体でバイアスがありロールモデルがいないので地道なパイプラインの強化が必要ですし、ステレオタイプに性別で決めつけないためにマインドの切り替えが急務です。
「分からないから分かる人以外のことを考えないのであれば、多様性は生まれえない。」と書かれているように、多様性を生むためには異なる考えを知り、それを受け入れる姿勢が必要です。
おそらく某知事は「ガラスの天井」という言葉が、ジェンダーの世界で特有の意味のある言葉として使われていることを知らなかったのだと思われます。知らないのであれば、不知を謝って、知るための努力につなげればいいのですが…。政敵の発言に喧嘩腰で臨むのは悲しいですね。