[ニューデリー 12日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのテスラがインドに現地法人を立ち上げ、同国で事業を展開する態勢を整えつつある。

12日に公表された届出書類によると、テスラは8日付でハイテク企業が集積するベンガルールに「テスラ・モーターズ・インディア・アンド・エナジー・プライベート・リミテッド」を法人登記した。現法の役員は3人で、現在テスラの上級幹部を務めるデービッド・ファインスタイン氏も名を連ねている。

テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は再三、インド進出の時期は近いと示唆。インド側もガドカリ運輸相が昨年12月、地元紙にテスラが国内でまず販売を開始し、その後組み立てや製造を検討する可能性があると発言していた。

インドのモディ首相は、石油依存脱却や環境対策のためにEVの生産・利用を促進しているが、これまでのところ生産拠点や充電施設整備などに向けた投資の呼び込みがうまくいっていない。