[ヤンゴン 11日 ロイター] - 中国の王毅外相はミャンマーを訪問し、同国の当局者らと協力関係の強化について議論したほか、新型コロナウイルスワクチンの供与を約束した。ミャンマーの国営テレビが11日伝えた。

王外相は、ミャンマーのウィン・ミン大統領、アウン・サン・スー・チー国家顧問と会談。12日には首都ネピドーで、ミン・アウン・フライン国軍司令官と会談する予定。

国営放送局「ミャンマーラジオTV局(MRTV)」によると、外相とミャンマー当局者らは、安全保障や域内の協力強化のほか、ミャンマーの和平や、ロヒンギャ難民の帰還問題における中国の役割について協議した。

外相はまた、中国製の新型コロナワクチン30万回分の供与をミャンマーに約束したという。

外相は5日間の予定で東南アジアを歴訪しており、ミャンマーが最初の訪問国。ほかにインドネシア、ブルネイ、フィリピンを訪問する。