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WHO「集団免疫」“ことし中に獲得 難しい” 新型コロナ

NHKニュース
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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    米国でワクチンが承認されてから約1ヶ月が経過しようとしていますが、現状で接種は900万回完了しています。世界で見てもまだ3000万回といったところで、まだ世界の人口から言えば、0.3%程度ということになります。

    ただし、現在は各国間の移動が少なくなっている状況ですので、接種が早く進んだ国ではその効果が見られ始めるかもしれません。おそらくトップバッターはイスラエルで、現在全国民の20%程度の接種が済んでいると報告されています。

    こういった国での接種が5-6割まで進み、さらに1ヶ月ほど経過した時点でどのような変化が出るかは、注目すべき点の一つだと思います。

    各国のワクチン接種の進行状況:
    https://www.bloomberg.com/graphics/covid-vaccine-tracker-global-distribution/


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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    感染者の再感染の報告や、感染後の中和抗体が数ヶ月しか続かないなどの報告もあり、現時点でどうすれば集団免疫を獲得できるのかは非常に曖昧です。

    ワクチンには大きな期待が持たれますが、感染自体を抑制できるのか、重症化を抑制できるのかで価値は変わってきます。

    新型インフルエンザやMARSといった感染症が未だに世の中に存在する様に、新型コロナウイルスも集団免疫を獲得できず、世の中に残る可能性は十分に考えられます。

    ワクチンの普及や既感染者の広がりによって、あまり重症化しないウイルスになれば、コロナの収束、という未来が一番現実的ではないでしょうか。


  • pharma Wholesaler

    ・・・基本再生産数●●では集団免疫率は●●%、みたいな記事の中で、昨年の記事ではこの70%を下回る数字が多かったイメージがありますが、集団免疫率70%以上?が本当であれば8400万人が免疫を持つ必要があるという事ですね。
    ~メモ~
    WHOの主任科学者、スワミナサン氏は11日の定例の記者会見でワクチンを広く世界に行き渡らせるにはまだ時間がかかるとした上で「世界がことし『集団免疫』を獲得できる水準には届かない」と述べました。
    「集団免疫」の状態になることについて、WHOは1月7日の会見で、正確には分からないものの世界の人口の70%を超える人がワクチンを接種する必要があるという見方を示していました。
    スワミナサン氏は一部の国だけで免疫を持つ人が増えても世界全体の人々を守ることにはつながらないとして、引き続き、感染対策を徹底することが重要だと呼びかけました。


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