マーケターが持つべき「狂人性」と「冷静さ」とは? 刀・森岡毅氏に吉野家・伊東正明氏が迫る
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注目のコメント
企画で陥りがちなのが、どういったサービスにするかが先行してしまうこと。そうではなく、狂人の行動・心理を探りながら本能レベルでどういった刺激・体験を求めるかを考え抜き、それに沿ったアウトプット(企画)を考えること。
吉野家と丸亀製麺の例がありましたが、身近な商品だとコンビニアイスとハーゲンダッツも同じアイスではあるけど全然違うなと。コンビニアイスは単純に暑いから食べたい、気分だから食べたい人向けで、ハーゲンダッツは「仕事で疲れて帰ってきたときのちょっとしたご褒美」という位置付け。競合はプレモルやケーキとかになるはず。
モノが溢れる時代だからこそ、強いコンセプトが大事になるんだと思います。前回記事で、狂人の本能がインサイトになりうることが分かりましたが、今回は狂人の本能を知ったところで、ヒットはしないと言うことが新たな発見でした。どんなに良い本能を見つけたとしても、凡人の欲を満たすのにちょうど良いくらいまでレベルを調節する必要があるんだなと感じました。
面白い問いと面白い答えです。
Q:狂人が楽しみたい体験と凡人が楽しみたい体験をどのようにつなげたのか?
A:狂人の楽しみから本能的なニーズを抽出し、そのニーズを凡人向けに何通りか試してみる。