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アクセンティアが何の会社か知らないのに面接を受けて大変なことになった話

読者の皆さん、こんにチュア!!
過去の転職活動をラノベにしてみました。


1.今回の経緯

数年前、僕は転職活動をしており、応募のための書類を出していました。

また、当時は転職活動のことを何も知らなかったため、手当たり次第にサイト上で求人応募ボタンを連打していました。

その結果、とんでもない件数が書類通過してしまい、全く興味のない会社の面接を大量に受けることになってしまいました。


その会社の一つが、今回の話の舞台になるこの世界には存在しない架空の会社「アクセンティア」です。

そんな背景もあり、アクセンティアが何の会社なのか?どんなビジネスをしているのか?といった基本的なことすら全く知らない状態でした。
また、それを調べることもしないまま面接に臨みました。

アラサーになった今でも、精神年齢は中学くらいで成長が止まっている僕は、この時も中学・高校の定期テストをノー勉で受ける様なノリで面接を受けに行きました。


★この時点で把握している情報

・会社名は「アクセンティア」


2.アクセンティアとは?

当時の僕は、アクセンティアが何の会社なのかも知りませんでしたが、今回のエピソードをきっかけに、自分なりに当社について調べてみました。

調査の結果、アクセンティアは以下の様な会社であることが分かりました↓

「外資コンサル」を自称するSIer


しかし、
この事実を口に出すことは許されません…


3.面接を受けるためにオフィスへ

ここから、本題の面接当日の話に入ります。

面接を受けるために、血世田線の青阪駅から徒歩数分、アクセンティアのオフィスがあるビルに向かいました。

いざ入ると、めちゃくちゃ綺麗。
ベンチャー企業の様なおしゃれな受付で、面接を受けに来たことを伝えると、待合室に案内されました。


僕はこの時、吞気にこんな事を考えていました。

何してる会社なのか全く知らんけど、オフィスはやたらと綺麗だな〜


待合室的に入ると、僕の他にも面接を受けにきていた人がいました。


「 この3人、纏っているオーラが違う… 」

彼らが優秀な人材であることは、一目見て分かりました。

そして、

平日の昼間の時間帯にも関わらず、こんな優秀そうな人たちが受けに来ているということは、アクセンティアって結構人気な会社なのか?

という考えが頭に浮かぶ。

待っている間に彼らを観察していると、何やら対策本のようなものを読んでいるではないか。

しかも、それが一人だけではない。

3人「全員」がまるで受験の時の様に、対策本を面接直前まで必死に読みこんでいる…


その様子を見て、少し怖くなりました。

ちょ…そんな対策的なことが必要なのぉ!?
現状で知ってる事は、会社名が「アクセンティア」って事だけなんだけど…

そこで、「面接が始まる前に、どんなことを聞かれるのかだけググっておくか…」と思い、調べてみました。

アクセンティアではケース面接が必ず出ます。
十分に対策をした上で、面接に望みましょう。

的なことが書かれていました。


え!?ケース面接っていうのが出るの?
他の3人がやってるのって、絶対それやんけww
ヤベェェエエエ!!!!!

そう思った矢先、「面接でお待ちの田中さん」と呼ばれてしまいました。
衝撃の事実を知りつつも、何の対策も出来ないまま、面接官の待つ部屋へ案内されました。


「ケース面接がある」という情報を見てしまった…


そんな情報は知りたくなかった…


そして、
絶望が待つ面接部屋に歩みを進める…

★この時点で把握している情報

・会社名は「アクセンティア」
・オフィスが綺麗
・「ケース面接」というものが出題される


4.地獄の面接がスタート

そんなこんなで、この会社のことをたった3つしか知らない状態で、面接が幕を開けるー

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