[北京 11日 ロイター] - 米電気自動車メーカー、テスラが中国でデザイン責任者を探していることが複数の関係者の話で分かった。中国の消費者の嗜好に合った電気自動車の設計に向け、北京か上海に「フル機能」のスタジオを開設する計画の一環という。

関係筋によると、テスラの人事とヘッドハンターが4カ月前から人材を探している。

求めるのは、20年以上の経験を持ち、中国人の嗜好に詳しく、米国と中国のギャップを埋められるバイカルチャーな人物。

すでに何人かの候補をテスラのグローバル・デザイン責任者のフォン・ホルツハウゼン氏が面接したが、打診した候補が何人いるかは不明という。

テスラとフォン・ホルツハウゼン氏にコメントを求めたが回答はない。

中国はテスラにとり米国に次ぐ巨大市場。関係筋によると、デザインスタジオ計画はまだ完成しておらず、テスラはバイデン次期政権発足後の米中関係を見極めた上で最終決定を下す方針とみられる。