アフリカ各地でイスラム過激派勢力拡大 ISやアルカイダ系組織が拠点移動か

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ボコ・ハラムに拉致された後、解放された男子生徒ら=ナイジェリアで12月18日、AP
ボコ・ハラムに拉致された後、解放された男子生徒ら=ナイジェリアで12月18日、AP

 アフリカ各地でイスラム過激派組織が勢力を拡大し続けている。活動の中心が中東からアフリカに移りつつあり、テロも増加。各国政府は取り締まりに力を入れるが、軍や治安機関の能力に限界があり、有効策を打ち出せていない。

 ナイジェリア北部カツィナ州では昨年12月、寄宿学校が襲撃され、男子生徒344人が拉致される事件が起きた。過激派組織ボコ・ハラムが「非イスラム教的な行為を戒めるため」とする犯行声明を出した。その後、生徒らは解放された。

 ボコ・ハラムは2014年にも女子生徒約270人を拉致。この時の現場は本拠地の同国北東部だったが、今回はその約600キロ西で、勢力拡大を印象付けた。

この記事は有料記事です。

残り1262文字(全文1550文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月