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LGがEV用新型電池の量産を前倒し、テスラ向けにNCMA正極採用

日本経済新聞
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    テスラのEVバッテリーは、パナ製2170円筒型NCA正極に加え、LG Chem製のNCM811正極を採用していたという事実が有り、このNCMをLG ChemがNCMA正極(Ni比率は95%)に変更するという記事です。

    つまり容量の多い正極材料に変更(NCM811→NCMA)したということですが、理由はそれだけでは無いでしょう。

    なぜならNCM811は主流になると言われていたにも関わらず、安全性の面で普及しませんでした。従来のNCM111やNCM622あたりでしたら問題無かったのが、811までニッケル比率を高めると問題があると判断したことにあると思います。

    現在の方向性は、NIOが先日発表した全固体電池も正極材をハイニッケルですし、いかにニッケルを増やすかの競争に入っています。その先鞭をつけたのは実はパナソニックのNCA正極ですが、ニッケル含有量は80~90%で、パナ製NCAもかなりのハイニッケルです。

    LG Chem(L&F)がマンガンを加えてNCMAという組成のハイニッケル材料にせざるを得なかったのは、NCAという存在が既にあったからとも言えます。

    それなのにパナソニックはNCA正極バッテリーへの設備投資は及び腰ですね。なぜでしょう? これは全固体電池の生産が控えているからと言えますし、「円筒型」に対してパナが懐疑的な見方をしているからとも邪推出来ます。

    民生用の18650という円筒型セルを大量にEVに搭載して、独自の液冷バッテリー管理をソフトウェアで実現したテスラの優位性は、円筒型の呪縛に陥っているとも言えなくはない状況です。つまりイノベーションのジレンマ。

    PPESは角型を採用していることも有り、パナソニックとしては異なる電池の形状2つにbetすることになりますが、パナソニックとしてもジレンマに陥っている状況です。

    円筒型セル製造技術に強みを持っていることをパナはどのように活かすか? LG Chemのセルが各地で火災を引き起こしていることを考えても、現在のKorean3やCATLなどのギガファクトリーは円筒型セルの粗製乱造をしているようにも映ります。

    パナがギガファクトリー投資を控えている(欧州工場は検討中)ことは理解出来ますので、次の一手をどのように考えているのかとても興味が有ります。


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