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ちょっとマニアックな書き込みをします。

波長による出力の強さや寿命の話が出てきます。波長とは、(紫外線なので色はそもそも感じないですがわかりやすさのために) 色の違いです。

自由な波長を出せるだろうと思いがちですが、そうではありません。半導体から光が出るという現象は、半導体内で電子が直接遷移を起こしたときにそのエネルギーの差が光となります。その差により波長が決まるのですが、同時にその差はLEDの作り方(=素材)によって決まります。そのため、必要なエネルギー差は計算できるけどそんな半導体をどうやって作ればいいかわからないという場合が出てきます。

私が学生のときは「青色ダイオードはこれこれこういう理由で実現は無理。できたらノーベル賞だね」と習いました。ところが、その後すぐにこれが発明され、2014年のノーベル賞になったのは皆さんご存知のとおりです。

3分でわかる技術の超キホン 直接遷移型半導体と間接遷移型半導体の違いとは?(LD材料の基礎知識)
https://engineer-education.com/direct-transition_indirect-gap_semiconductor/

直接遷移
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E9%81%B7%E7%A7%BB
モノの表面の殺菌(殺?ウイルス)用ですね。

大まかには、波長が短い方が核酸などの有機物にダメージを与えられます。
光源が水銀やエキシマからLEDに変わっていくと光源寿命やサイズなど取り回しの良い製品が増えそうです。
ウシオが発表してた222nm(エキシマー)※もいずれLEDで出たりしないかなと期待

※こういうのです
https://news.mynavi.jp/article/20200827-1249318/
222nmはかなりの短波長ですが、有機物による吸収が強く、表面でほぼ吸収されてしまうので危険性が低いというもの


<補足>
280nmは目や皮膚に害を及ぼしうる波長ですが、この記事の装置は「空間に紫外線を放射して空中(や離れたところ)にいるウイルスを攻撃する」という目的のものではないと思います。むしろ外部に紫外線が漏れないように筐体内に取り付け、フィルターなどの内部部材に照射して、そこに捕捉されているウイルスを叩くような目的と思われます。(エアコンや空気清浄機に採用というのはそういう意味)
人の皮膚や目に触れない前提の内部部品用なので、比較的短波長の光でもよく、しかも5cmという短い照射距離での試験をしているのではないかと。
光は距離で減衰しますので、離れたところから照射するような目的の場合は、全く違った波長・運用形態の製品になると思います。(そんなロボが去年5月くらいに出てたような気も)
UV-C による空間除菌装置はすでに実用化されていて、CDCでも換気の一つとして推奨してるやつ。

https://twitter.com/blanc0981/status/1336286751954853888?s=20
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/community/ventilation.html

でもUV-Cって減衰しやすいから、普通の紫外線灯UV-Bを天井に向けて照射するっていう議論もある。
>ウイルスから5センチの位置から30秒間照射したところ、99・99%不活化すると確認した

画期的な発明だとは思いますが、「5センチ」という距離をもっと長くできないものでしょうか?
あからさまに長時間、皮膚には当てない方がいいでしょう。皮膚癌になりやすいから“度を過ぎた”日光浴が近頃勧められなくなったのと同じ理由です。(白人と比較すると日本人の皮膚がんはとても少ないけれども)

より波長の短い”光”を癌に当てているのが放射線治療(X線)です。
使いどころが難しいですね。5cmの距離では現実社会での実装は困難なので、数メートル以内の場合の不活化率を知りたいです。現状でも、それなりの不活化率なら使えばいいと。99.99%じゃなくたって、70%でも80%でも今よりましですよ。