2021/1/10

【新】人生100年時代の必須教養「長期投資」のススメ

「おおぶね」ファンドマネージャー |農林中金バリューインベストメンツ最高投資責任者
ビジネスパーソンに必要な知識を、1カ月で体系的に学ぶ連載「プロピッカ―新書」。2021年最初のテーマは「長期投資」だ。
投資をしようとすると、つい株価や為替の変動に一喜一憂したり、注目銘柄情報に踊らされたりしてしまうことはないだろうか。
「それは投機であって投資ではない」と喝破するのが、農林中金バリューインベストメンツの奥野一成氏だ。
奥野氏は、社会的価値の高い企業を見極めて出資し続ける「長期投資」こそ、人生100年時代の資産形成に有効なのはもちろん、ビジネスエリートにとって必要な資本家マインドを学べる最良の教科書だと説く。
優良企業のビジネスを分析する際の視点は、自分の仕事でも「これから先、いかに価値を生み出していくか」を考える際に、大いに武器となるはずだ。
そこで本連載では、すべてのビジネスパーソンが身につけるべき「教養としての長期投資」を全4回にわたって徹底解説する。
第1回では「そもそも長期投資とは何か」をテーマに、その本質とメリットを明らかにしていく。