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配当は一言で言うなら「強制的利益確定」で真の意味での複利効果を殺します。
「複利効果は一般的にはこのように理解されていますが、本当に重要な複利は実は別のところにあります。これについては次回解説します。」
と本文にもあるように、真の複利効果については、次回以降で述べます。
真の複利効果こそが資産価値増大の強力なエンジンで、これを理解しないと配当投資に走ってしまいます。
次回以降をお楽しみに。
世界的な金余りを背景に、株価の上昇が続いていますが、奥野一成さんの説く投資論は、さらに長期を視野に入れています。その方法論を一言で言えば「長期的に利益を生み出し続ける企業に投資せよ」。長期では、株価は企業価値に連動し、企業価値の多くの部分は、利益を生み出す力に依るからです。
では、企業が利益を生み出し続けるとはどういうことか?個別株がいいのかインデックスがいいのか?ビットコインのような急騰する商品にどう向き合うべきか?このような、投資をする方が一度は抱くであろう疑問は、連載の中でじっくりと明かしていきたいと思います。
教えられる教員はいないから、奥野さんや藤野さんがオンライン授業するべきですが。
投機の感覚から抜け出すというのは、分かってはいても言うほど簡単ではない。
ある株式に投資したとしよう。その瞬間から、株価が下がる恐怖が多少なりとも芽生える。少し上がると今売った方がいいのでは、という感覚に支配される。株価を見ずに5年、10年は売らない、と決めて実行しきる(我慢し通す)のは並大抵では出来ない。
投資という行動原理自体を幼少期から教えてもらう必要があると思う。
ちなみに「創業者フィル・ナイト自身が元・中距離ランナーであり、「アスリートにインスピレーションとイノベーションをもたらす」という企業哲学で事業を行っている。」ここは最も痺れるくだり。
長期投資は早く始めるほどのちに大きな力になります。
そして、小口の積み立て投資は、勉強する意識があれば
誰にでも出来るし、仕事や子育て、家事で忙しい若い世代
にとって、しっかり選んで寝かせておく手法は無理がありません。
また、
「顧客が抱える問題の根本にあるものは何かを考え、その解決を図るのがビジネス」であると言う意識で銘柄を選ぶ癖をつければ、普段の仕事でも成功する可能性が大きくなります。
課題は、積み立てNISAやiDeCoなどの制度が役所や業者の都合でタテワリになりすぎていて、利用者の目線からすると複雑すぎて、それ自体がハードルになっているということです。
投資運用のビジネスの分野でも「顧客が抱える問題の根本にあるものは何かを考え、その解決を図る」という発想が出て来れば、大きな可能性が広がると思います。
デジタル化が進む金融の変化が、そうしたニーズを吸い上げる新しいビジネス展開に結びつく期待があると思っています。
そのための制度の見直しが必要です。
配当が存在しない株式を保有している場合、値上がり益しか得られず実態的には複利が効いていないわけなので投資ではなく投機なのか?と思ったことがあるんですがどうなんですかね。
同様に、ETFとかも指数の増減にベットしているわけなので複利は効かず、"投資"のようですが投機なのか?とも。
同じような疑問を持っていたり、これについての答えを持っている人がいたらぜひ教えて欲しいです。。。!
構造的に強靭だから、時間を追うごとに価値が増えていく。ただその選定は難しいし、また株価や業績が多少上下する中でもそれを信じ続けるというのは、簡単ではない。でもそのリスクを取るから、複利という「投資」のリターンが享受できる。以前お話を伺わせていただいたことがあり、一度選定した企業のうち売った(構造的に強靭ではないという判断をした)のは〇〇だけといったことを伺い、運用業に従事して痛みとしては本当にスゴイと思った。選定ももちろん難しいが、月次などで株価が変動したり、その報告業務などもあるなかで持ち続けるというのは、ものすごく難しいこと。
記事に出ているNikeと、下記にある構造的に強靭な企業の定性・定量的な特徴を併せて是非見たり考えたりしてみていただきたい。
https://www.nvic.co.jp/philosophy/investments
金融緩和、つまりお金がたくさん市場に流し込まれ続けるとき、現金の価値が不明瞭になりつつあります。今日の130円で自販機のコーラは買えますが、30年後までその130円を置いておいたとして、果たしてその時にコーラは買えるか分からないのです。
ちなみに、農中さんといえばJAイメージですが、投資の世界ではその預かり資産残高の大きさから「日本最大のヘッジファンド」とも言われます。
私はそんな農中さんに証券会社のセルサイドアナリストとして投資アイデアの提案に行っていました。投資後長い期間保有し続けるタイプの投資家なので、業界の構造などの基本をしっかりと抑えた上で、視点の長い投資アイデアを求められた記憶があります。
「アスリートにインスピレーションとイノベーションをもたらす」ことに自分はそこまで情熱を燃やせなくても、投資を通じて貢献できると思えば、投資する意味合いが出てきます。
リターンしか考えないと、腰がすわらず、長期戦に耐えられないのですよね。